力学系とその周辺分野の研究

本研究集会は, 数理解析研究所からの援助を受けています.

開催日時と会場

日時: 2012年 7月9日(月)午後--7月13日 (金)午前

場所: 数理解析研究所 420 号室

研究代表者: 金 英子 (東京工業大学)

副代表者: 國府 寛司 (京都大学), 宍倉 光広 (京都大学)

集会の目的

決定論的な時間発展法則に従うシステムの数学的定式化である力学系は, 数学的な研究対象であるだけでなく, 自然科学, 工学から社会科学にいたる多様な非線型現象の数理モデルとして頻繁にあらわれ, その解析は現象の理解に不可欠の重要性を持ちます. 近年, 非線型現象の研究は急速に進展し, より大域的で複合的な要因を持つ現象に関心が持たれ研究されています. 特に高次元で大自由度の力学系は, 複雑ネットワークのダイナミクスという観点から非線型物理学, 生命科学, 情報通信工学などの分野で盛んに研究されています. しかしながら, 力学系の研究は分野が少しでも違えば解析の手法がかなり異なり, その結果として力学系分野が細分化される傾向にあります. これは分野の発展のため必要でやむを得ないことかもしれませんが, その一方で異なる発想に触れる機会を失うことにもなるでしょう. 本研究集会では, 広い意味で力学系に関連する研究者が集まり, 研究成果報告と情報交換によって, 各研究者に研究の新しい方向性を提供することを目的とします.

招待講演者


プログラム

プログラム (PDF)

アブストラクト (PDF)


問い合わせ先

研究代表者: 金 英子 (東京工業大学情報理工学研究科 数理・計算科学専攻)

メールアドレス: kin(at)is.titech.ac.jp

電話: 03-5734-3490
Last modified:July 15, 2012