English
トポロジープロジェクトの一環として, 標記の研究集会を開催いたします.
この研究集会は, 平成21年度科学研究費補助金(基盤研究A)
「トポロジーの総合的研究」 課題番号 19204007, 研究代表者: 枡田 幹也氏(大阪市立大学大学院理学研究科)と
グローバルCOE「計算世界観の深化と展開」(拠点リーダー: 渡辺 治氏(東京工業大学大学院情報理工学研究科))
に支援されています.
開催期日と会場
期日: 2009年8月31日(月)〜9月2日(水)
会場: 東京工業大学(大岡山キャンパス)西8号館E棟10階情報理工学研究科大会議室
趣旨
本研究集会では, コンピュータを利用したトポロジーの研究の発展を目的としています.
次のような講演を計画しています.
- 計算機実験が予言したトポロジーの命題に関する講演.
- 計算機支援証明によって得られたトポロジーの命題に関する講演.
- 実装化に成功したトポロジーのソフトウェアを紹介し, 共有する講演.
- 計算機への実装化に成功していないトポロジーの問題を提起し,
実装化によって期待できる研究の発展を紹介する講演.
- 通常の集会では話されにくい計算部分, 特に計算機実験方法およびその実験結果に関する講演.
数学の研究過程では, 計算機実験によって様々な予想を立て, それにもとづき数学的な証明を与えることに成功すること
は珍しくありません.
しかしそのような過程で行った計算は, 研究の成果を述べる論文や研究発表では切り捨てられることが多いように思われます.
(論文の中の命題の証明は, あまりに洗練されすぎて, 鍵となるアイデアが証明の中で隠れてしまい, 他者に伝わりにくいことがあります.)
本研究集会では, 数学の研究過程で行う(実は生き生きとした実りある)計算にも焦点をあて, トポロジーの研究者達の交流の
場を提供したいと考えています.
講演者
- Juan Gonzalez-Meneses (University of Seville)
- Jason Behrstock (Lehman College, City University of New York)
- 荒井 迅 (北海道大学)
- 稲生 啓行 (京都大学)
- 伊藤 哲也 (東京大学)
- 逆井 卓也 (東京工業大学)
- 松田 浩 (広島大学)
- Kenneth Shackleton (IPMU)
- 鈴木 正明 (秋田大学)
- 高橋 博樹 (京都大学)
- Alex Bene (IPMU)
- 川越 謙一 (金沢大学)
- 山下 靖 (奈良女子大学)
- 市原一裕 (奈良教育大学), 蒲谷祐一(大阪市立大学数学研究室)
- 国府 寛司 (京都大学)
プログラム
プログラム (PDF)
アブストラクト (PDF)
講演予定者の方へ;
会場には黒板がありません. 講演はプロジェクターまたはOHPを使用してください.
外国からの参加者がおられますので, 講演準備物は(できるだけ)英語で作成してくださるよう, お願いします.
英語でのご講演を歓迎いたします.
アクセス
東京工業大学大岡山キャンパスまでのアクセス
大岡山キャンパスマップ (会場はキャンパスマップの24番です.)
過去の「トポロジーとコンピュータ」
更新日:2009年7月23日
世話人: 金 英子(東京工業大学)
e-mail: kin(at)is.titech.ac.jp