形式群 in カマー(岡山)
2009年6月12日
於
岡山大学理学部2号館4階
代数講究室
15:00--16:00
西来路 文朗 氏(広島国際大学)
虚数乗法を持つQ曲線の形式群について
(概要)
Q上の楕円曲線から定義される2つの形式群:極小モデルの形式群、
L関数の形式群、はともにZ上定義され、Z上強同型であることが、
本田平氏により示されている。この結果は、Deninger-Nartにより
GL_2-typeのアーベル多様体に対し一般化され、講演者により
Qのアーベル拡大体上のQ曲線や、ビルディングブロックに対し、
一般化されている。
本講演では、中村哲男氏により分類された虚数乗法を持つQ曲線に対し、
本田氏の結果を一般化する。Q曲線の定義体がQのアーベル
拡大体とは限らない点がこれまでの一般化と異なる点である。
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16:30--17:30
鳥居 猛 氏(岡山大学)
Level structures on formal groups
and power operations in Morava E-theory
(概要)
Chern classをもつコホモロジー理論は付随する形式群により
ほぼ統制されていると考えられる。
講演では形式群のレベル構造と Morava E理論における
power operationとの関係、および Hecke作用素の Morava E 理論
への作用について述べる。また形式群の高さを動かしたとき、
これらの作用素がどう変化するかについてお話したいと思います。
連絡先:
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Hiroaki NAKAMURA
Department of Mathematics,
Faculty of Science,
Okayama University,
Okayama 700-8530, JAPAN
Tel: +81-86-251-7788 (Office)
Fax: +81-86-251-7802 (Dept. Office)
email: h-nakaあっとmath.okayama-u.ac.jp
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