微分方程式セミナー


2017/12/22(Fri)

15:30--17:00 数学教室 大セミナー室(E301)

中村昌平

首都大学東京

正規直交関数族に対するストリッカーツ評価について

フェルミオン多粒子系の研究をモチベーションに、R. Frank, M.Lewin, E.Lieb, J.Sabin, R.Seiringerらによって、古典的な(フリーシュレディンガープロパゲータに対する)ストリッカーツ評価が、正規直交関数族に対するストリッカーツ評価へと一般化された。 彼らは、ある領域上のアドミッシブルペア(q,r)に対して、正規直交ストリッカーツ評価を示したが、正規直交ストリッカーツ評価の全アドミッシブルペア(q,r)を決定する問題は未解決である。 本講演では、上記の問題に関し、我々が最近得た結果を紹介する。特に、調和解析及び実解析的なアプローチにより、正規直交ストリッカーツ評価のアドミッシブルペアの領域を拡張できたことについて述べる。 本研究はNeal Bez氏、 Younghun Hong氏、Sanghyuk Lee氏及び澤野嘉宏氏との共同研究に基づく。