高校生のための公開講座 現代数学への冒険

大阪大学理学部数学教室では、数学に興味を持つ若い皆さんのために、現代数学の様相と数学研究の実際、自然科学や社会科学に及ぼす数学の影響、文化としての数学の在り方などについて、多角的な視点から易しく解説する公開講座を以下の要領で開催します。受講料は無料です。

平成21年度の公開講座は終了しました!
たくさんの方にご来場いただきどうもありがとうございました!

平成21年度の詳細

日程:平成21年8月7日(金)
時間:午前10時〜11時50分
会場:大阪大学豊中キャンパス 理学部F棟102
対象:主として高校生(引率の先生も含む)
講師:盛田健彦(数学専攻 教授)

テーマ:「反射の法則」をみたす軌道の数理

宇宙空間に3つの惑星 A,B,C があったとしましょう.
どの星も完璧な球体で,光をよく反射する性質をもっており,宇宙空間での光の屈折現象は無視してよいような理想的な条件下にあるものとします.
さらに,3つの星はどの星から他の2つの星を観測しても満月の状態に見えるような,惑星食が生じない位置関係にあるものとしましょう.もちろん惑星の運動速度は光の速度に比べて無視できるほど遅く,3つの惑星は固定されていると見なしてよいものとします.
このとき,A星 から発射された(あるいは,A星で反射した)光が,次にB星に到達することを記号で A→Bと書くことにしましょう.例えば
   A→B→A→B→C→A
と書けば,A星から発射された光がこの順で3つの星に反射しながら進行することを表すというわけです.今回は次のような問題を解く方法に関連した話をしようと思っています.

問:A星の適当な地点から B星の適当な地点に向かって光線を発射して
             A→B→A→B→C→A
という順で光が反射し続けるようにできるか?

平成21年度公開講座のポスター

これまでの「現代数学への冒険」